フリーランスとして活動をしていると、
請求書を送るのも、売上を会計ソフトに入力するのも、
自分で行わなければならなくなります。
会社で働いていれば気にすることはなかったのですが、
・請求書はいつ送ればいいの?
・ひと月分まとめたほうがいいの?
・売上の入力はどうすればいいの?
など、気になる疑問が出てくると思います。
この記事では売上についての基本的な決まりをお伝えします。
1.請求書はいつ送ればいいの?
たとえばYouTubeのサムネイル制作をされている方は、
・一枚一枚納品したときに請求書を送った方がいいのか?
・月末にまとめて請求した方がいいのか?
・入金はいつお願いすればいいのか?
迷われると思います。
結論は「月末にまとめて」がおすすめです。
理由は「一枚一枚請求書を送られると、依頼者に手間がかかるから」です。
請求書を送るこちらの手間もかかってしまいます。
おすすめは請求書は一枚にまとめて、
1月10日 「〇〇サムネイル」 ¥〜
1月15日 「△△サムネイル」 ¥〜
1月請求額 ¥〜〜〜
といった形で明細と合計金額をまとめるやり方です。
請求書発行ソフトも無料で使えるサービスがあるので、
そちらを利用すればテンプレで利用できます。
参考サイト(misoca)
2.入金はいつお願いすればいいのか?
請求書を発行する際に、入金日を記載します。
「◯月●日までにお振込をお願いいたします」
みたいなやつですね。
多いのは「月末〆、翌月末払い」です。
「月末〆、翌々月末払い」といった会社もあります。
ここは”依頼者に要確認”ポイントです。
最初にお話をいただいたときに、
「お支払いは月末〆、翌月末払いでいいですか?」
と一言伝えておくといいと思います。
これ一般的なことなので、
気にせず伝えて大丈夫ですよ。
相手の都合で翌々月末払いとかはありますが、
このやりとりでごねるようなことがあれば、
あんまり良くない依頼者だと思うので、
受注自体を検討した方がいいです。
ビジネスなら当然のやりとりです。
3.売上の入力はどうすればいいの?
1つ質問させてください。
売上を会計ソフトに入力するときに、
・入金のタイミングで入力していますか?
・請求書を発行したタイミングで入力していますか?
結論、どっちでも間違いではないです。
ただし、入金のタイミングで入力している人は、
”確定申告のときに注意が必要”です。
どういうことか説明します。
「売上を計上するタイミング」は厳密にはルールがあって、
商品によって違ったりします。
一番わかりやすいのは「納品して、依頼者が検収(OKした)」タイミングです。
注意点は「受注した時や入金したときではない」ということです。
例えば、
12月10日受注→12月17日納品→12月20日依頼者からOKもらう(検収完了)なら
12月20日が売上を計上するタイミングです。
これを発生主義といいます。
入金はここからさらに1ヶ月後の1月末日です。
このときに売上を計上することを現金主義といいます。
現金主義でも問題はないのですが、
確定申告のときに1月に入金される分も売上に計上して、
確定申告を行う必要があります。
そうしないと、売上が1ヶ月分少ないことになってしまい、
納める税金が少なくなります。
もし税務調査が入ったときに、この点を指摘され、
追加で税金をはらうことになります。
そうならないためには、月末や翌月初に請求書をしっかり発行し、
会計ソフトにも入力しておきましょう。
請求書発行と会計ソフトへの入力を同時に行ってくれるので、
会計ソフトを選ぶ際はそちらも確認してみると便利になります。