確定申告について、
こんな疑問をもっているのではないでしょうか?
- いつまでにやるの?
- どうやってやるの?
- 副業でも必要?
- そもそも確定申告ってなに??
この記事ではそんな疑問にお答えします。
確定申告については、
それだけで本が1冊書けてしまうぐらい、
複雑な話がいっぱいです。
この記事ではそんな複雑な確定申告でも、
”世界一わかりやすく”解説します。
ですので、何回かに分かれてしまいますが、
ぜひ全部読んでいただけたらと思います。
初めての確定申告はわからないことだらけで、
実際大変です。
しかし、このシリーズを読めば
誰でも確定申告ができるように書いています。
確定申告を行うときは
ぜひ読み返しながら、
確定申告を行ってみてください。
まずは「そもそも確定申告ってなに??」
こちらの疑問にお答えしていきます。
1.確定申告とは
1-1.確定申告ってなに?
確定申告とは税務署に
「自分の税金はいくらです!」
と自己申告することです。
自己申告なので、
”確定申告しない”という選択も、
税金を”少なく申告する”ことも
すべて自己責任でできます。
ただし、その場合はもれなく
「税務調査」という調査が入り、
追加分を含めて、税金を支払う必要があります。
場合によっては”脱税”で捕まります。
そうならないために、
確定申告を正しく行う必要があります。
1-2.具体的になにをするの?
確定申告について、
絶対に覚えてほしい言葉がひとつあります。
それが「所得」という言葉です。
この言葉は税金に関する説明で、
よく登場する言葉です。
覚えておくと、
税金の話がグッと理解しやすくなり、
節税などのメリットを
利用しやすくなるので、
まずはこれだけ覚えてみてください。
所得にかかる税金を「所得税」といい、
確定申告とは「所得税の申告」のことをいいます。
1-3.所得とは
所得とはカンタンにいうと、
「1年間にもうかった金額」のことです。
わかりやすくあらわすと、次のようになります。
”1年間の収入(売上)ー1年間かかった費用(経費)=1年間にもうかった金額(所得)”
”(売上)ー(経費)=(所得)”
さらに「所得」から、「控除」というものを引くことができます。
引いた金額に応じて、税率をかけたものが「所得税」になります。
”{(所得)ー(控除)}× 税率 =(所得税)”
所得税を確定申告書に記入して、
税務署に報告する。
これが確定申告になります。
※控除と税率については、
別記事でくわしく解説します。
ここでは所得についてだけ、
覚えておいてください。
2.確定申告はいつまでにやるの?
確定申告は、毎年2月16日〜3月15日までに申告します。
※土日が重なると締め切りが前後するので、
必ず毎年確認しましょう。
例年、確定申告期間は
税務署が人でごった返しています。
2020年以降、
新型コロナの影響で、
どのような対応になるかわかりません。
期日ギリギリにあわててやろうとして、
税務署で長時間待たされた、
不安なまま申告してしまった、
こうならないためにも、
早めに準備しておくことがおすすめです。
3.確定申告ってどうやってやるの?
確定申告のくわしいやりかたについては、
別の記事でくわしく解説します。
ここでは確定申告の
おおまかなやり方をご紹介します。
確定申告のやりかた
- 税務署にいく
- 税理士に依頼する
- 自分で郵送する
- 自分で電子申告する
順番に解説する。
3-1.税務署にいく
確定申告期間中は、
税務署で専用スペースができています。
自分で資料をもって税務署へいき、
PCを使って確定申告書を作成します。
税務職員の方がサポートについているので、
わからないことがあれば、質問ができます。
年配の人はこの形が多いです。
先ほど書いたように、
コロナの影響で2020年以降は
どういった対応になるかわかりません。
税務職員の人に質問ができるといっても、
あくまでPC操作などのサポートで、
こまかなチェックなどをしてくれるわけではありません。
(それをやってたらとても終わらない、、、)
ですのでもし税務職員の人に質問したいなら、
確定申告期間より前にいくのがおすすめです。
それも10月、11月の早い段階に。
期間が近づくほど、
相談にくる人も増えるので、
早めに対応するのがおすすめです。
余談ですが、
税務署に相談にいくときは、
予約をとる必要があります。
カンタンな質問ならその場で
答えてくれることもありますが、
ガッツり質問したいなら、
事前に予約をとっていきましょう。
3-2.税理士に依頼する
もっとも安心で、カンタンな方法が
税理士に依頼することです。
ブログを書いておいてなんですが、
やっぱり専門家にまかせるのが一番です。
手間も時間も節約できますので。
デメリットをあげるとすれば、
- 費用がかかる
- 自分の仕事に理解のある税理士とは限らない
1はそのままなので割愛しますが、
2は自身の勤務経験がもとになっていることと、
税理士の大河内先生もYouTubeで話してました。
税理士(会計)事務所は、やっぱり得意・不得意があります。
これだけたくさんの仕事がある時代ですから、
全部にくわしい知識をもっていることなんて、
不可能です。
確定申告をまかせるってことは、
自分のお財布の中身を見せることと同じなので、
やっぱり自分の仕事に理解があって、
信頼できる人にまかせたいですよね?
ただし、それを自分の住んでる地域で探すって、
けっこうシンドイものがあります。
ですので個人的には、
まだ規模の小さいうちは、
自分でやるのがおすすめです。
そのお役に立てばと思って、
このブログも書いています。
3-3.自分で郵送する
3-4.自分で電子申告する
この2つは郵送するか、
電子申告をするかの違いなので、
一緒に解説します。
どちらもまずは、
自分で確定申告書を作成します。
これのやり方が3つあります。
- 税務署で申告書をもらい、手書きで記入
- 会計ソフトで作成する
- e-Taxで作成する
1はそのままですね。
申告書に手書きします。
2は市販の会計ソフトを使って、
申告書を作成する方法です。
作成した申告書を郵送するか、
あとで説明する電子申告をします。
3は税務署にいって作成する人が
このパターンが多いです。
e-Taxとは、
国税庁が開発した、
ネット上で確定申告書を
作成できるサービスです。
最近では、スマホでもおこなえます。
e-Taxを使って、
申告まですることを
電子申告といいます。
利用者は年々増加傾向にあり、
令和元年度は約6割の人が、
電子申告を利用しています。
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/0208pressrelease.pdf
国税庁も利用者を増やそうとしており、
令和2年度からの確定申告は
電子申告を利用するかしないかで、
税金の額が変わってくる人もいます。
そのあたりのくわしい話は
別の記事で解説しますが、
電子申告をするのが、
一番おすすめのやりかたです。
まとめ
確定申告とは、
所得税を計算し、
税務署に申告することです。
自分で計算するのが面倒くさい人は、
税理士にまかせましょう。
費用をおさえたい人や、
信頼できる税理士が見つからないという人は、
ひとまず自分でやってみましょう。
会計ソフトがあれば、
申告することはそこまで難しくありません。
このブログでは引き続き、
自分で確定申告をするのに
必要な知識を紹介していきます。
読んでいただければ、
自分で確定申告をおこなえるように、
わかりやすく解説していきます。
ぜひ次の記事も読んでみてください。
ここまで読んでいただいて、
ありがとうございます。
会計ソフトについて、くわしく知りたい人は、
こちらの記事を読んでください。